体温ってなんで一定なんだろう・・・
当たり前のことすぎて体温について考えたことがない人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はなぜ体温が一定に保たれているのか?また体温が人間に必要不可欠な理由について詳しく解説していきます。
今回の記事は以下のポイントを抑えることができます。
・体温って?
・一定に保たれている理由
日本人の平均体温は〇〇℃
平均は36.89℃です。
10〜50代の健康体の日本人の低菌体温は「36.89℃」です。
日本人の約7割がこの平均体温と言われており、仮に自身の体温が36.89℃でなくても、大体36.5℃〜37.2℃に収まります。
この平均に収まらない人は低体温と分類されます。
体が冷えてしまうと血流が悪くなり健康状態に影響を与えてしまいます。
また、放置すれば自律神経失調症、もしくはアレルギー、便秘肥満などの不調の原因になります。
そして、発熱の定義は日本人の場合37.5℃以上とされています。
人によって平熱は異なるので発熱の定義や数値は変わってきてしまいます。
しかし、38℃を超えた場合は高熱と判断できますので、異常を疑いましょう。
体温とは?
人間は恒温動物です。
恒温動物はその場の温度の変化によって対応することができます。
通常の健康状態であれば、ー30℃といった極寒の場所でも生きることができます。
また、温度の高い場所は最高40℃の熱波にさらされても生きることができます。
しかし、なぜ体温が一定に保たれるのかを考えたことがある方も少ないのではないでしょうか。
体温が一定に保たれる理由は体の中の化学反応が影響しています。
体内で摂取した食べ物は体の中に必要な栄養素に分解し活用されています。
細胞が活動する際にエネルギーとして変換するため化学反応は休みなく行われています。
体内で活動する酵素によって体温が保たれている
化学反応を起こす際に触媒として酵素が利用されます。
この酵素が力を大きく力を発揮するのは一定の範囲内なのです。
また、酵素はタンパク質で構成されているため力を発揮できる温度の範囲が非常に狭いです。
高過ぎれば熱変性を起こし、温度が低ければ反応速度が遅くなってしまい働きが悪くなります。
そこで、人間は体内を一定に保ち、酵素が最も活性化されやすい温度を保っているのです。
体温は免疫との関係が非常に深い
人間の体には大概からやってくるウィルスなどを守るための免疫の機能が備わっています。
免疫機能には異物を食べ排除する免疫(マクロファージ)や抗体を作成するB細胞などたくさんの免疫機能が働いています。
免疫細胞は温度が高いと活発化するといった性質があります。
正常に動ける体温が35℃です。
1℃下がるだけでも最大5〜6倍の免疫が上がると言われています。
また、1℃下がるだけでも免疫の力は30%も下がってしまいます。
風邪を引いた時に発熱するのは体温を上昇させて免疫機能を活発化させ、異物と戦わせるためなのです。
体温は常に変動している
実は、人の体温にはリズムがあります。
つまり、1日中同じ体温を保っているわけではありません。
出典:やさしいLSP
上記の表を見ていただいたらわかる通り、体温は時間によって大きく変動しています。
睡眠時は脳の休息のため体温が低下します。
眠りが深ければ深いほど体温は低下するため、1日で一番体温が低い時は早朝です。
起床後は徐々に体温が上昇していき、夕方頃には体温が一番高くなります。
年齢によっても変動する!
実は年齢によっても変動します。
乳幼児は体内から作られるエネルギー量が多いため、大人と比べて体温が高いです。
成長するにつれ徐々に下がっていき10歳前後で安定していきます。
しかし、歳を重ね50歳をすぎたあたりから体温は低下していってしまうのです。
体温は健康に直結している!
免疫機能や人間の生命維持に非常に役立っています。
健康を保つには自身の平熱を知る必要があります。
体温について理解を深めて健康的に生活していきましょう。
記事監修
令和の虎/虎共同開発フジコツー/FUJI-KOブランド/腰痛2800万人を減らしたい/Amazon著書7冊/3度クラファン成功/デジハリ大学院ヘルスケアアワード特別賞/元プロ格闘家