正月病このような言葉を聞いたことがある人はいませんか。
年末年始は帰省の影響で、友人との集まりやイベントごとが多い時期ですよね。
知らない方も多いと思うのですが、年始は体に不調を訴える人が多くなりがちなのです。
それを総称して「正月病」と呼びます。
今回の記事ではそんな正月病や正月明け不調にフォーカスして解説していきます。
また、以下のポイントも抑えながら解説していきたいと思います。
・「正月明け不調」「正月病」って?
・主な症状は?
・年明けから健康的に過ごすために今から行動!
正月明けは不調を感じる人が多い理由
出典:ウーマンウェルネス研究会 supported by kao
上記の表通り、年末年始の連休明けは不摂生が原因で体調不良を感じる方が多くなっています。
1年忙しい毎日を過ごし、年末年始といった連休に入ると忙しさから解放されます。
たくさん食べて寝て遊んでの毎日を過ごすことで、生活リズムが崩れてしまい体調不良に発展します。
これを正月病と呼びます。
または正月明け不調とも呼ばれています。
年末年始は正月病の影響で免疫がダウン!
おせちやたくさんの料理で暴飲暴食しがちです。
暴飲暴食をすると腸に負担をかけてしまうため免疫力の低下が懸念されています。
人間の免疫の70%程度が腸粘膜と腸内細菌で作られています。
腸にダメージや負担をかけすぎてしまうと、腸内細菌が減ってしまい免疫力のダウンにもつながります。
免疫力が低下すると風邪や食中毒にかかりやすくなってしまいます。
正月は冬で気温も寒く乾燥しているため、インフルエンザやノロウィルスなどの感染症が増える時期です。
免疫力低下を抑えて新年を過ごすには、暴飲暴食を抑えましょう!
正月病の主な症状
年末は心身ともに負担がかかると同時に、普段の忙しさから解き放たれる時期でもあります。
そのため、メンタル的にも不安定になりがちです。
食べ過ぎによって腸内細菌が減少して免疫力もダウンし、インフルエンザやノロウィルス、食中毒といった感染症に侵されると解説しました。
実は、こういった感染症よりもメンタル的な不調が多いのが正月病の特徴です。
以下正月病の主な症状例です。
- やる気の低下
- 集中力の低下
- 不安感
- 倦怠感
- 食欲不振
- 胃もたれ
- 腹痛
- 不眠
正月病はうつ状態になりやすい時期とバッティング!メンタルにも気を向けよう
年末年始は冬季うつ病が現れやすい時期になっています。
普段の忙しさから解放され、家族や親戚、友達と過ごす時間も多くなります。
また、連休をダラダラと過ごす時間が多くなります。
普段の日常とはイレギュラーな休みを過ごすため、連休明けにメンタルを崩してしまう方も多くいます。
正月病の場合は元の生活に戻って数日あれば回復するので、辛いとは思いますが通常営業を続けましょう。
注意
2週間経っても正月病のような症状が改善されなかったら「季節性うつ病」の可能性が高い。
メンタルクリニックへの受診をおすすめします。
【要確認】症状を深刻化させないためには?
正月病を知ったから大丈夫だと思っている方も多いと思います。
しかし、注意が必要です。
ここからは症状深刻化させないためのポイントについて解説します。
まず、休暇中の生活リズムを崩さないことが大切です。
休みだからお昼ごろまで寝て過ごそうと考えている方もいると思います。
必ず午前中までに起きて太陽の光を浴びたり、1日3食バランスの良い食事を摂りましょう。
お酒を飲む回数も増えると思いますので、休肝日を設けて普段通りの生活に近い生活リズムにしていきましょう。
また、ストレッチなどを活用して効率的な疲労回復も図ってみてください!
正月病を予防しよう!年末年始の過ごし方
お正月明け不調は生活リズムや食生活、睡眠によって引き起こされます。
正月病に悩まされないためには年末年始の過ごし方が重要になります。
ここからは過ごし方のコツについて詳しく解説していきます。
朝日を浴びる
体内時計が狂ってしまうと人間は不調を感じやすくなります。
そこで、朝日を浴びることで体内時計をリセットさせ睡眠リズムを整えることができます。
寝る時間がずれてしまっても、起きる時間を固定してあげて朝日を浴びる時間を作ってあげましょう。
食事は腹八分目!
年末年始のお正月は食生活が乱れがちです。
おせちやお雑煮、お餅といった食事でいつもより食べる量が増えますよね。
また、濃い味付けのものが多くなってしまうため注意が必要です。
食べる時は、腹八分目を常に意識して胃腸に負担をかけすぎないようにしましょう。
また、お酒を飲む回数も増えますが、お昼からお酒を飲むことはできる限り避けましょう。
時間に余裕を持って行動
規制や年越し、初詣によってスケジュールがいつもよりイレギュラーになりがちです。
普段行かないところに行ってみたり、なかなか会えない人と会ったりすることで心身ともに疲れやすいです。
いつもよりも体力やメンタルを消耗してしまいます。
時間に余裕のあるスケジュールを組んであげることが大切です。
正月病に注意して希望ある新年を迎えよう!
実際に今回紹介して症例を体感したことがある方も多いと思います。
正月病のような症状は年末年始だけではありません。
長期休暇明けの気分の落ち込みや無気力状態に陥った際にも使われます。
イベントや行事が続く時期は生活リズムが崩れてしまい、うつ病のような症状が起きがちです。
また、秋から冬にかけての時期は冬季うつ病の症状が発生することもあります。
正月病は生活のリズムを取り戻し、数日あれば回復します。
正月病だなと自覚がある方は、辛いかもしれませんが今まで通りの日常を過ごしてみてください!
それでも改善しない方は本当のうつ病の可能性があるかもしれないのでメンタルクリニックへの受診をおすすめします。
記事監修
令和の虎/虎共同開発フジコツー/FUJI-KOブランド/腰痛2800万人を減らしたい/Amazon著書7冊/3度クラファン成功/デジハリ大学院ヘルスケアアワード特別賞/元プロ格闘家