筋力低下は命取り!?筋力は使わなすぎると減少し続ける!

筋肉は1日1%ずつ減るといった話を聞いたことはないでしょうか。

もちろんご存知の方も多いとは思いますが、筋肉は使わなければ使わない程度衰えていってしまうのです。

今回の記事では筋肉が減少するメカニズムについて解説していきたいと思います。

この記事は以下のポイントを抑えることができます。

・筋肉が減少するメカニズム

・衰えると発生するリスク

筋肉が減少してしまうメカニズムについて

実はつい最近まで筋肉を動かさないと減少するメカニズムについて解明されていなかったことをご存知ですか?

このメカニズムは神戸大学医学研究科の小川教授らによって明らかになった比較的新しいメカニズムです。
参考:神戸大学

では、ここからは具体的に使わないと減ってしまうメカニズムについて解説します。

筋肉は使わないと細胞内のカルシウム濃度が減少してしまい、減らす引き金になってしまうそうです。

細胞内には一定量のカルシウムが保たれています。

しかし、活動量(動く量)が減れば減るほどその濃度は低くなってしまい筋肉量を減らしてしまうということがわかっています。

減ってしまうと、運動能力が低下するだけではなくさまざまな病気にかかりやすくなってしまうといったデメリットが生じてしまいます。

中村篤史
宇宙飛行士は1日のうちの半分を筋トレに費やしているよ!

筋肉が衰えると発生するリスク

健康を維持し続けるには筋肉はなくてはならない器官です。

立つ・歩く・座るといった活動も筋肉があるから行えることです。

つまり、衰えてしまうと今歩けていても歳を重ねていくごとに歩くことが困難になります。

今まで当たり前だったことができなくなってしまうのです。

また、そのほかにもアルツハイマー病や認知症といった年齢を重ねた先のリスクも発生してしまうので衰えには注意が必要です。

筋肉を鍛えることは認知症の発症と進行を予防できる

認知症は脳神経細胞がダメージを受けてしまい変性してしまいます。

変性することで、記憶力や判断能力、思考能力といった認知機能が低下してしまいます。

では、脳と筋肉はどのように関係しているのでしょうか。

我々人間は脳が命令(電気信号)を出すことで動いています。

この命令が動いて初めて筋肉の収縮が始まり体が動いています。

脳の認知機能が下がれば自ずと体も動かしづらくなってしまいますし、筋肉がなければ自然と体は動かなくなってしまいますよね。

このように、実は脳と体の筋肉は密接な関係があるのです。

衰えやすいのは足腰!足腰から鍛えていこう

足腰が最も衰えやすいと言われています。

実は下半身の筋肉は上半身の筋肉よりも、筋肉量の低下スピードが早いのです。

特に太ももの前側にある筋肉「大腿四頭金」と大殿筋(お尻)は重要です。

この2つの筋肉は人間が立つ・歩く上で必要不可欠な筋肉です。

この足腰から鍛えることで、低下スピードを落とし健康に導くことができます。

どうやって鍛えればいい?

鍛え方についてですが、ジムに行って重量をつけてトレーニングしなくても大丈夫です。

お風呂に入る前や寝る前にスクワットを取り入れてみたり、エスカレーターではなく階段を使って生活するといった小さいところからでも十分です。

また、有酸素も取り入れることでより効率的に鍛えることができます。

しかし、トレーニングだけを行うのではなくプロテインといったタンパク質を摂ることも意識しましょう。

タンパク質は筋肉の元となる栄養素であり、日本人に不足しがちな栄養素です。

積極的に取り入れ元となる栄養素を体に取り入れていきましょう。

当サイトでもタンパク質の重要性については解説していますのでそちらも合わせてご覧ください。

筋肉にタンパク質は必須!タンパク質は積極的に摂取しよう

筋量を維持して健康を手に入れよう!

人間が長く健康的に生きていくには必ず必要な器官です。

今回の記事を読んでその重要性について再認識していただけたと思います。

また、筋肉は脳にも密接に関係しています。

アルツハイマーや認知症を予防する場合、まずはトレーニングを行い筋肉量の低下を防ぎバランスの良い食生活と整った生活習慣を送る必要があるということを覚えておきましょう。

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